携帯やパソコンの普及で字を書く事が減った現代ではありますが、時々人前で書かなくてはいけなくなる“文字”はキレイな方が良いですよね。
特に大人になった今、クセ字を書いていては少し恥ずかしく思うときすらあります。今回は、大人に相応しいキレイな文字を書くための、クセ字の直し方についてご紹介致します。
目次
なぜクセ字になるのか
なぜ、クセ字になってしまうのか、それは、正しい文字を見る機会が少なくなったことと、自分の中にある文字のイメージにクセがあるためです。
私たちは幼い頃に教科書を見て、手本の文字をなぞりながら何度も何度も書いたときに字を覚えていったはずです。
しかし、文字を覚えてしまえば、手本を見ることはなくなりますし、美しい字を真似て書く事もなくなります。
そのため、美しい文字のイメージは薄れ、徐々に自分のクセが強くなってしまうのです。
オトメ文字
NHKテキストによると、クセ字は大きく分けて3つあるそうです。
1つ目は「オトメ文字」と呼ばれるもので、女性に多く中高生のころに流行っていた字体を練習して、大人になってもそのクセが抜けていない人です。
ガチガチ文字
筆圧が強く、極端に右上がりになる文字を「ガチガチ文字」と呼びます。
文字は縦長で文字と文字の空間が潰れ気味であり、読む人に堅苦しい印象を与えます。指や手に余計な力が入りすぎていて疲れやすいという特徴もあります。
テキトー文字
文字の形を崩すので、時として読めない場合もあるのが「テキトー文字」です。
こういった字を書く人は「本気を出せばきれいに書ける」と思っている人が多いのですが、テキトーに文字を書いていては、いざというときにキレイに書けなくなってしまいます。
クセ字を直すトレーニング
それでは、クセ字を直すトレーニング方法を見ていきましょう。
根気よく続けることで、キレイな文字を書けるようになれますので、諦めずに試してみてください。
自分のクセを知る
まずは、自分の文字にどのようなクセがあるのか知りましょう。
マス目のあるノートを用意して、普段通り文字を書き、どこに空間ができているのか、どのようにバランスが悪いのか確認してください。
正しい姿勢を保つ
文字が崩れてしまう要因として、姿勢やペンの持ち方なども挙げられます。
ペンを正しく持ち、肘まで机に乗せていないかチェックしましょう。
手は手首の少し下を机に乗せ、まずは円を書く練習をしてみましょう。
徐々に大きな円を書いてゆき、書きづらくならなければ正しい位置と姿勢をしっかり覚えましょう。
手首を柔軟にして、正しい姿勢を保つだけでもクセ字が改善される場合もあります。
コツコツトレーニング
あとはリラックスをして、手本を見ながらひたすらマス目のあるノートで練習をしましょう。
キレイな文字を頭にインプットするために、ゆっくりリラックスして書く事が重要です。
普段仕事でノートやメモ帳を使用している人は、マス目のあるものに変えてみてください。それだけも自分のクセ字が気になり、無意識にキレイに書こうとするようになります。
ただ文字の練習をするのは勿体ないという人は、この機会に日記や家計簿をつけてみるのもオススメです。
自分の得意料理をレシピにまとめてみたり、写真を貼ってコメントをたくさん書き込んだアルバムを作ってみるのも、楽しく練習ができるのではないでしょうか。
フェリシモ美文字レッスンにご興味ある方は以下の記事をご参照ください。
クセ字に戻らないために
クセ字を直すためには、コツコツひたすら練習するのが最も効果的です。
クセ字に戻らないようにするためにも、やはり文字を書くときに気をつけることが大切になります。
文字がキレイに書けるようになったら、しばらく会っていない友人や離れて暮らす家族に手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
メールや電話ではなく、心を込めて書かれた手紙はきっといつもよりも気持ちを伝えてくれるはずです。
今さら聞けない!クセ字・悪筆を改善する3つのポイント
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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